身近な不便や制約を見つけ、実用性と保守性を重視して課題解決に取り組んできました。機能を実装して終わりにせず、実際の利用者が安心して使い続けられる状態まで設計することを大切にしています。これまでに30件ほどのプロダクトを開発してきました。基本は個人開発ですが、チーム開発の経験もあります。
高校2年生の頃、出身高校の学食システムを利用する中で、CSPタグやCookieの設定、Linuxサーバーのバージョン情報の露出など、セキュリティ上の懸念点に気づきました。内容を不用意に広めるのではなく、学校の事務を通じて制作会社へ共有し、後日、指摘内容を確認した旨の返信を受けました。この経験から、問題を見つける力だけでなく、関係者に正しく伝える姿勢の重要性を学びました。
これまでに30件ほどのプロダクトを開発してきました。高校3年生の頃には、U-22プログラミング・コンテスト2025で2作品が同時に事前審査を通過しました。
iPad向けブラウザIDE「Pyxis-CodeCanvas」は、経済産業大臣賞〈テクノロジー部門〉とアクセンチュア賞を同時に受賞しました。自分専用のPCを持たず、iPadで開発していた経験から、高性能な端末がなくても本格的に開発できる環境を目指しました。現在は摂津市立第一中学校の部活動でも利用されています。
「Celeritas-freedom-student-council」は、出身高校のスポーツ祭運営を支援するWebシステムです。理想的な自動化だけを追うのではなく、当日の急な変更に人が対応できる手動調整機能を重視して設計しました。現在も実際に運用され、運営メンバー・教員・一般生徒からも良い評価を受けています。
コード生成AIの発展で、実装の速度は大きく向上しました。しかし、実装が速くなることは、必ずしも良い設計につながりません。コードはプロジェクトの目的、利用者の要求、過去の設計判断、将来の保守方針と結びついています。AIの出力が一見正しく動いても、責務として妥当か、後から変更しやすいか、安全性や性能を損なわないかは、人間が判断する必要があります。AIの弱点は知識の不足ではなく、文脈を広く保ち続けることの難しさにあると考えています。
この半年はAIを活用した開発が中心になり、ゼロから細かいコードを書く力は相対的に弱くなったと感じています。一方で、AIに任せる範囲を判断する力や、コードベース全体を俯瞰する力は伸びました。今は次の領域の基礎を学び直しています。
目指しているのは、AIより詳しくなることでも、ミクロな実装でAIと競うことでもありません。AIやフレームワークが扱う局所的な文脈を超えて、要件・設計・実装・評価・運用を連続的な視点で観察し、判断できる人材になることです。Web開発で得た実装経験を出発点に、計算機科学の基礎・低レイヤ・セキュリティ・ソフトウェア設計を学び、AIに適切なコンテキストを与え、その出力を批判的に評価できる力を伸ばしていきます。ミクロからマクロへ。
Next.js を中心に Svelte / SolidJS / Astro / Nuxt、Rust・Swift も扱います。WebAssembly・Web Worker・Audio Worklet など Web の先端技術や、React の最適化にも取り組んできました。